
Shadow Removal in Front Projection Environments using Object Tracking
Samuel Audet, Jeremy Cooperstock
【概要】
フロントプロジェクタの前に人が立った場合にプロジェクタ投影面に写りこむ人の影を除去する。
人の位置特定→写りこむ影位置特定→影にならない位置にあるプロジェクタで補完するもの。

・システムは複数のプロジェクタとキャリブレーション済みの複数のカメラで構成される。
・プロジェクタ投影面は平らと仮定、人間の立ち位置をOpenCVに実装されているBlob Trackerで取得。
・プロジェクタ位置と人間の立ち位置からプロジェクタ投影面に現れる影の領域を特定する。
・影の位置に相当する領域を影にならない位置にあるプロジェクタで補完することで影を消す。
【所感】
デモでは人間が静止している場合は上手く行っていたが、動くと影が完全に消しきれておらず、処理速度に問題あり。
スペースの問題でリアプロジェクションが使用できない場所(店舗)や、ショーウインドーに設置するような場合に有効だと思われる。
がしかし、先日発表された設置距離わずか8cmで80インチというプロジェクタ使えばそもそも解決するという噂もある。
http://www.ar-lab.info/mt/weblog/archives/2007/06/_8cm80.html
つうか、壁に投影する場合はプロジェクタの設置位置とかでかなり回避できるんじゃまいか????
こういう人の影が写り込むシチュエーションってどんなだろう???
などと思ってたのですが、最近展示会で良く見かける、地面に投影するタイプには非常に使えますね、コレ。
発表には利用方法を連想させるデモが必要ですね。
【Blob Trackerについて】
ミネソタ大学発祥。
元は道路脇に備え付けられたカメラから取得される画像を用い、車両を検出する手法であった。
O. Masoud, N. P. Papanikolopoulos and E. Kwon,“The Use of Computer Vision in Monitoring Weaving Sections,” IEEE Trans. on Intelligent Transportation Systems, 2, 1, pp. 18-25, March 2001.
認識対象のモデルは使用せず、画像処理手法と拘束条件から認識対象を検出する。
1.フレーム間差分から移動物体領域を検出
2.検出した移動物体領域にラベルを付ける
3.各領域のパラメータ(面積、周囲長など)を求める
4.フレーム間の領域(blobs)ごとの関係グラフ(blob graph)を作成(前後フレームのどの領域が同じか?))